タイ人の騒音に対する感覚 - Sawasdee　～タイ人嫁との国際結婚の日常～

以前から何となく感じてはいるのだが、タイ人は騒音（生活雑音）について日本人ほどあんまり気にしないのでは？と思っている。

例えば、タイ嫁の実家（バンコク）に遊びに行くと、よく夜に庭先で宴会をする。スピーカーから音楽♪を流して酒も入りながらワイワイ親戚同士で集まって会話しながら過ごすのが恒例。tomtomはこの雰囲気は嫌いではない。

夜遅くなる前にはお開きにしてるとはいえ、すぐ隣には塀を挟んで近所さんもいるので、日本的な感覚で言えば大迷惑なんじゃないだろうか…
まあ、実を言えばタイ（というより東南アジア全般）では大して珍しくもない光景なので、文句を言いに来る住民などいないのだろう。

ずっと昔、独身時代にタイの地方都市のゲストハウスに泊まったときも、すぐ近くのお店？で爆音でカラオケ大会してたときは参った…夜０時にやっとカラオケが終わったら今度は朝の６時に今度は爆音で音楽が…という出来事があって発狂しそうになったことを思い出した。

タイ人は騒音に対して、一般的に寛容であることがうかがえる。
自分が騒音を出すことについて気に留めてないし、それと同時に他人が出す騒音についても気に留めていない、のだろう。知らんけど。

大都会バンコク育ちとはいえ、そんな環境で育ったタイ嫁であるが、やはり日本で一緒に暮らしているとこの辺の感覚が理解できないというか、日本人とは違うなぁと思うことがある。

例えば、タイ嫁の電話。控えめに言って声量がデカい。20m離れてる人に話しかけるのか？そんなに大きい声で話す必要は無いだろ (# ﾟДﾟ)ｼｽﾞｶﾆｼﾃﾈ

ついでに言うと、タイ嫁がモノを床に置くときの音やドアの開閉音ももう少し配慮してくれたら安心する。
tomtomは集合住宅に住んでおり、やっぱりご近所さんから苦情が来ないか心配になるときがある。注意してもその直後は静かになるが、やっぱりまた元に戻る。たぶん直す気が無いんだろうが、昔から染みついた感覚は簡単には変えられないのだろう、と思うことにしている。

コロナ当初は、tomtomが自宅で在宅勤務で仕事をしているときや、WEB会議をしている最中でもすぐ横で、タイ嫁がyoutubeの音楽を聴き始めたり、電話で大声で会話し始めたりして、

tomtomの上司「何か怒ったような声が聞こえるけど？」
と心配されたことがあった。

仕事中、勉強中は静かにしてね、とお願いしたことがあったが、タイ嫁はキョトンとした顔をしていて、何で注意されたのか分かっていなかったようだ…どうやら自分の出す音がうるさいと思われてるとは想像したことも無かったようだ。

何度か繰り返すうちに今ではさすがにそんなときに電話やyoutube閲覧する際は離れた所に移動するなりイヤホン使ってくれるようになったのだが、

普通、言わんでも分かるやろ… (ﾟДﾟ;)

いや、この「普通」というのは日本人の普通であってタイ人の普通ではないのだ。

話はズレるがタイ人のフェイスブックにはオフィスの中で自撮りした写真や誕生日ケーキを同僚と楽しく笑顔で囲む写真がよく載っている。見る限り仕事中でもとても楽しそうで笑い声がオフィスに溢れていそうだ…羨ましい。背景に事務所、書類やＰＣ画面が映ってたりするが、tomtomの勤務先なら偉い人に呼び出しを喰らうだろう。

性格は気候に影響されるという諸説がある。暑い国で育った人はおおらかで細かいことを気にしないとか。知らんけど。

あんまりお願い（注意）してもすぐ元に戻るし、細かく言いすぎても険悪になるし難しいところである。

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