Sawasdee ~タイ人嫁との国際結婚の日常~

タイ人女性と国際結婚生活する上で経験したこと感じたことを書いていきます。。。。

タイ人 子供への英語教育観

タイ人嫁が出産のため、バンコクへ里帰りをしてから1か月以上が経過。

そんな中、タイ嫁との会話に時々出てくるのが、子供には英語が喋れるようになってもらいたい、欧米なり外国へ留学して見聞を広めてもらいたい、といった主旨の会話。

 

うむ…それはtomtomも同意だ。

 

そんな中、タイ嫁が見せてきた動画がコレ。なんでも、生後3か月の赤ん坊に英単語を教えているらしい。タイ嫁曰く、タイでは生後6か月くらいから英語を教え始める家庭も多く、タイ嫁の知人は子供(5歳)に英語と中国語の学習塾(幼児向けの教室?)に行かせているらしい。

タイ嫁も、生まれてくる子供には赤ん坊のころから英語を勉強させたいとのことで、タイには語学教育は早ければ早いほどいいみたいな風潮があるような気がする。

だが、6か月の赤ん坊とか5歳とか、外国という概念や、母国語でさえ固まっていない時期に、英語だけならともかく、そんな幼い時期に多言語を学ばせる意味があるのだろうか?…少なくとも一時的には何か言葉を覚えるだろうが、長期的に見て子供の為になるのだろうか?

いくら何でも早すぎないか?母国語の地固めをキチっと先にした方が良いんじゃないか?タイではそんな議論や心配をする人がいたりするのだろうか?とtomtom個人的には考えてしまう。この問いにはきっと正解は無い。親がどう考えるか、に尽きるだろう。

 

自分の経験を振り返ってみると、小中高大学と全て地方の国公立に通ったtomtomは、おそらくは当時の文科省のカリキュラムに沿って、初めて英語をアルファベットから勉強し始めたのは小学校6年生の英語の授業だった(今はどうなのか知らん)。それ以降、英語と言えば、どちらかというとテストや入試の為という感覚で勉強していた。


大学生になってから、海外旅行に行ってみたいという衝動に駆られ、初めてバックパッカー旅行で行ったチェンマイで、現地で申し込んだトレッキングツアーに一人で参加。

ゲストハウスのお姉さん「日本人のお客さんもいるから安心よ」( *´艸`)ヘヘ

と言われ、ツアーに参加してみたが、参加者の日本人はtomtom1人。

ツアーの公用語は当たり前だが英語。参加者同士が1つの食卓でランチを囲う際も、欧米人(スイス人、ハンガリー人、イギリス人って言ってた気がする)やアジア人(マレーシア人、香港人)旅行者は英語で談笑、笑いのポイントが分からずただ一人、苦笑いするしかなかったなぁ…でも、参加者はみんないい人達で、一人で参加してるtomtomに、「Hi」('ω')ノ って日本の話題を振ってくれたり、それはそれで苦い思い出と共にいい経験になった…と同時に自分が情けないとも思った。

 

と同時に、国立大学に受かるぐらいの英語を身に付けても、実践では全く聞き取れない&喋れないという現実に打ちのめされそうになった瞬間でもあった。少なくとも参加したツアーや、バックパッカー中に出会った他国の旅行者は英語が喋れる前提で話し掛けてくれる。知識としては分かっていたが、これが世界の常識なのか…あまりにも自分が世界を知らな過ぎた…国立大学を出て日本にいれば日本語だけで暮らしてそれなりの職にも就けるだろうが、縮小する日本では今後はそうも行かんだろう。と大学生ながら考えた。

このままじゃあかん。

と、それ以降、自分で外国人の知り合いを旅行先や日本で作って、とにかく会話する機会を自分で作ったり、インターネットで見つけた外国人とチャット(当時はmsn messangerが流行ってた)して、即興の文章力を鍛えたり、考えられることは大学生のうちにやりまくった。こういったことを繰り返したお陰で、英語力に関してはそれなりに改善された…と思う。だからこそ?今のタイ嫁とも結婚するに至ったし。

こういったことが、若いうち(大学生)に気付けて良かったなぁ、と思うと同時に、もっと早く気付いていたかったなぁ…とも思う。少なくとも、それが「英語を喋りたい」と思う原動力になったのは間違いない。

 

話は戻るが、そう、タイでは子供への英語教育熱が盛んだ。ローカルの学校に通う、タイ嫁の甥っ子は9歳にして英語でtomtomに話し掛けてくれるのだが、拙い内容ではあるがきちんと会話で返してくれている。

tomtomの印象だと、今の一般のタイ人の大人の英語力は正直言ってイマイチだ。現在は日本人とはそんなに変わらないレベルかもしれない。が、今の子供が大人になる20年後はまた状況が違うだろう。タイ人の英語力も今後上がっていくのだろうな…

 

生まれてくる子供の英語(語学)教育方針。ずっと頭を悩ますことになりそうだ。