国際結婚手続き その5(難関!「質問書」の作成)
ここでは、多くの人が悩むであろう。「質問書」の作成について書いていきます。
「質問書」とは?
「在留資格認定証明書」を申請する際に提出書類の一つです。入国管理局が申請者(ビザを求める外国人)に対して、聞きたいことをまとめた質問集です。全部で8ページにも及ぶ、大変ボリュームがある書類です。
法務省のHPから入手できます。日本語以外にも英語やタイ語の様式もあるようですが、質問書を外国語版で作成した場合,その訳文(日本語)も作成する必要があるとのことです。それだったら、はじめから日本語で作成したほうがいいですね。
申請者(ビザを求める外国人)に対して、入国管理局が在留資格を与えるかどうかを判断するための書類ですので、大変重要な書類です。正直にウソ偽りなく記載しましょう。
「質問書」の記載内容
1.2人の身分事項
氏名、年齢、住所はもちろん、勤務先、(勤務先での)職務内容、就職年月日、自宅が自己所有なのか?賃貸なのか?賃貸なら家賃と間取り(2LDKとか3LDKなのか等)など。。。そんなこと聞くのかよ、、、、ってくらい聞いてきますね。
2.結婚に至った経緯(いきさつ)
初めて出会った場所・時期、結婚届を出すまでのいきさつを年月日を示しながら詳しく…おそらく頭を悩ませるとしたらここでしょう。
「質問書」だけでは記載スペースが足りないので、tomtomはワードで作成し、別紙でA4サイズ6枚で提出しました。。。。時系列に沿って記載し、その内容が事実であることを証明するように写真などを添付しました。
添付したのは、交際中のやり取りした手紙(コピー)、誕生日に贈った(貰った)プレゼントの写真、タイ嫁との思い出写真(tomtomの日本の実家に連れて行って両親と一緒に撮った写真など)、タイ嫁の友達・両親と一緒に写った写真など。とにかく、私達の交際が偽りのものではないと感じてもらえるように意識しました。
一体、入国管理局の職員はどういう気持ちでこれらの書類を読んでるんですかね?
3.夫婦間の間で使われてる言語
「言葉が通じない場合、どのようにして意思疎通を図っているのか?」を記載する項目があります。
・言語を変えてみる(タイ語が通じない場合は、英語・日本語で伝える、もしくはその逆)
・google辞書で翻訳する
・イラストを描く、もしくは写真を見せて伝える
など、各夫婦のやり方を記載しましょう。
4.結婚届の証人2人
5.結婚式(披露宴)を行った場合は年月日と場所
双方の出席者の人数を記載する欄があります。
6.お互いの結婚歴
7.申請人がこれまで来日しているときは、その回数、時期、来日目的
8.日本人配偶者が申請人の母国(タイ)にその回数、時期
結婚前と結婚後でそれぞれ記載
9と10.申請人の強制退去歴の有無
11.申請人と配偶者の親族について
12.親族で今回の結婚を知っている方
大事なこと
「2.結婚に至った経緯(いきさつ)」は時系列に沿って分かりやすく記載しましょう。入国管理局側は「質問書」でしか私達のことを把握できません。
ただ万全に書類を揃えて提出すればいいというものではなく、結婚が真実のものであるということを示すものです。。
入国管理局側は、偽装結婚(つまり結婚を偽った就労目的など)ではないことを確認したいわけでしょうからね。。。ウソ偽りなく正直に書きましょう。