Sawasdee ~タイ人嫁との国際結婚の日常~

日タイ国際結婚の日常を綴っていきます。。。

困った様子の見知らぬタイ人にお金を貸した話

先日、部屋を片付けていたら1枚の名刺が出てきた。プーケットの近くのYaoYai島のホテルの名刺だ。ずいぶん昔の話だが2007年にもらった名刺だ。以下、当時の日記と記憶を思い出しながら書いていく。

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Bamboo Bangalows

2007年8月 tomtomがまだ大学生の時、バックパッカー旅行でタイ東北の街、コンケンに立ち寄った。ラオスを旅行しビエンチャンから陸路でそのままバンコクに帰るのも味気無い。「地球の歩き方」を見ながら、適当に中間地点のコンケンでバスを降りて立ち寄ったのだ。

コンケンは意外にも活気のある大きな街だった。単にラオスから来たことで大都会に感じただけなのかもしれない。もちろん規模はバンコクには足元にも及ばない。この街では日本人を見ることは無かった。

有名なコンケン大学があるせいか、街中には若者(学生)が多かった。そんな中、街を歩いていると一人のオジサンがタイ語で話し掛けてきた。当時のtomtomはタイ語が全く理解できないので困った顔をしていたのだろう。すぐに流暢な英語に切り替わった。

 

オジサン「バンコク銀行のカードが割れてしまってATMからお金降ろせないんだ。」

なるほど、確かにカードは真っ二つに割れている。しかし、かわいいお姉さんならともかく、オジサンだったし、正直面倒なものに巻き込まれたな、と思った。詐欺かな?とも思った。。

「Oh, that's too bad」とか言って適当に受け流していたが、オジサンは必死だった。

オジサン「腹減ってるのか?そこに食堂があるから手伝ってあげるよ」

オジサンが私の代わりに注文してくれる。

tomtom「オジサンも何か食べる?」

と聞いてみたが、食べなくても大丈夫、とのこと。ということでtomtomだけ昼飯を食いながら話だけ聞いてあげることにした。。。。

どうやらズボンのポケットにカードを入れたまま座ってしまい破損したようだ。ほら、という感じで財布の中身も見せてくれた。120THB(約360円)しかない‥。

オジサンはコンケン市内のバンコク銀行の支店にも行ってみたようだ。

オジサン「バンコク銀行は対応最悪だ。IDカード(身分証)もあるのに何もしてくれない。無理、の一点張りさ!」

オジサン「バンコクまで行けば友人がいるから何とかなるんだ。だからとりあえずバンコクまで行きたいんだけど金が無いんだよ。」

そういうことか。。。。オジサンはタイ南部(プーケット島)から来ているようだった。

オジサン「これが妻と息子の写真。津波で亡くなったけどね」

美しい女性と小さな男の子の写真だった。オジサンは2004年のスマトラ島沖地震で家族を亡くしていることも話してくれた。カバンの中から写真と携帯に保存している写真も見せてくれた。

オジサン「これが津波被害にあった時のプーケットだよ。」

そこには破壊し尽されたプーケットの街並みと津波で亡くなった被害者の遺体の写真もあった。テレビで報道できないような凄惨な遺体の写真だった。妻子が見つかったかどうかは聞く気になれなかった。

オジサンの目にはうっすら涙が浮かんでいるように見えた。

オジサンの話が本当なのか判断しようも無いがウソのようにも思えなかった。とにかく、オジサンが必死なのは分かった。ウソだとしてもこれだけの演技をしてくれたらいくらかの金を払ってもいいように思えた。

tomtom「これだけあれば足りる?」

と言って500THB(約1,500円)渡そうとする。お金をあげるつもりで渡した。

オジサン「ありがとう。でも200THB(約600円)で十分だよ。これだけあればバンコクに行ける」

と言って本当に200THBしか受け取らない。

オジサンは何度も何度もお礼を言って冒頭の名刺をくれたのだ。どうやらホテル(ゲストハウス?)を経営?マネージャー?しているらしい。

オジサン「ホテルに荷物を置いてるからそれを取りに行ってからバスターミナルに行くよ」

偶然にもtomtomの泊まるホテルと同じだった。そしてそこには確かにオジサンの荷物がホテルのフロントに預けてあった。

オジサンをバスターミナル近くまで送った。

オジサン「今度来てくれたらタダで泊めてあげるよ。恋人と一緒に来なよ」

 

 

あれから13年。。。。。あの話は本当だったのだろうか?そして、オジサンはtomtomの事を覚えているのだろうか?

最近、タイ嫁に名刺に書かれたホテルとオジサンの名前を調べてもらった。

タイ嫁「見つからない。もうChange jobしたんじゃないの?」

もう随分昔の話だからな。。。名刺の電話番号に掛けたりメールしたら一発で分かるのかもしれないが、ウソだったらそれはそれで悲しいからしたことはない。

もしプーケットまで行くタイミングがあったらオジサンを訪ねてみようと思う。

 

 

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